SHURE、FUJI ROCK FESTIVAL’22 のメインステージに機材・技術協力
メーカー混在のワイヤレス多チャンネル運用に貢献
日本を代表するサマーミュージックフェスティバルが今年、新潟県の苗場スキーリゾートで本格的な復活を遂げました。のべ69,000人もの “フジロッカーズ” が 2019 年開催以来となる海外アーティストを歓迎し、思い思いに音楽と苗場の自然を堪能する3 日間となりました。Shure(シュア)は、FUJI ROCK FESTIVAL のメインステージであるGreen Stage への機材協力と技術協力を提供し、3日間のRFコーディネーションを担当しました。
数々のアーティストが素晴らしいステージを繰り広げるGreen Stage を担当した シュア・ジャパン株式会社アプリケーションサポートチームは、全20 チャンネルのShure AXT Digital – AD2 ワイヤレスマイクロホンを使用し、円滑なステージ運営に貢献しました。オーディオ専門家達の意見を取り入れて開発された AXT Digital ワイヤレスマイクロホンシステムは、最も厳しいRF 環境でも安定した信号品質を提供します。コントロール性能や拡張性の高さは、フェスのようなワイヤレス多チャンネル運用環境下において、その性能を最大限に発揮します。さらに、失敗が許されないクリティカルな現場のワイヤレスニーズのさらに上を行く完璧なパフォーマンスを可能にするため、RFの安定性、広いチューニングレンジ、クリアなオーディオ品質といった、他とは一線を画す圧倒的な性能を備えています。
また、Green Stageのアーティスト達は、全14 チャンネルのPSM® 1000 インイヤーパーソナルモニタリングシステムに疑いのない大きな信頼を寄せていました。Shure PSM1000 は、優れたオーディオ品質、多チャンネル運用性能、原音に忠実な損失のないRF 信号、そして無駄のない効率的なセットアップと使用感を提供します。
FUJI ROCK FESTIVAL は「自然と音楽の共生」をスローガンとして掲げ、毎年多くのサステイナブルな取り組みが継続して実行されるなど、世界的にも最もクリーンな音楽フェスティバルの1 つとして知られています。Shureはこの使命に賛同し、Green Stageで使用するワイヤレスシステム向けに45 個の SB900 リチウムイオン充電池を提供することで、使い捨てとなるアルカリイオン乾電池の使用量の削減に貢献しました。Green Stage を担当するSR カンパニー、株式会社クレア・ジャパン の担当エンジニア 國廣氏は、「過去には、Green Stageだけで約400 本のアルカリ乾電池を準備したこともありました」と述べています。約 10 年前に発売された充電池式ワイヤレス製品は、コンサート、フェスティバル、ミュージカル、その他ライブイベントでの電池運用の考え方を大きく変えています。Shureのリチウムイオン充電池対応のワイヤレスオーディオ技術は、音響現場に、より環境に優しい選択肢を与えました。
そして、今回の協力を可能にした要因の1つとして外せないのが、Shure の RF マネジメントソフトウェア、Wireless Workbench® (WWB6) です。フェスの特長として、多くのアーティストがそれぞれ異なるメーカーのワイヤレスマイクロホンを指定するため、周波数チャンネルプランの作成には、Shure製品以外のメーカーとの混在プランが基本になります。WWB6は、メーカー混在プランにもパワフルに対応し、現場での使い勝手も良い優れたユーザーインターフェースを備えています。
「フジロックは25 年という歴史の重みもありますし、現場で起こり得ることを最大限想定して臨みました。また、サウンドクルーとの綿密なコミュニケーションは最も重要視しました。ショーのどのタイミングでも全てのワイヤレスマイクの電源を入れてチェックできるような周波数プランを準備したので、クルーの皆さんのニーズにも応えられたと思います。フジロックの成功に貢献できたことは、シュア・ジャパンとしても大変貴重で有難いことでした。」 と、Green Stageを担当したシュア・ジャパンのチーフRF コーディネーター/井上直行は、今回の協力を振り返ります。また、同じくRF コーディネーションとオンサイトでの技術協力を担当したアプリケーションサポートエンジニア/ミハウ・ゴレビョフスキも、次のように述べています。「今年は国内アーティストだけではなく、海外アーティストがヘッドライナーとしてフジロックに戻ってきたこともあり、彼らが演奏に打ち込める環境を用意することが最優先事項でした。Wireless Workbenchのおかげで、使用するワイヤレスの種類に関わらず、アーティスト側の要望に応えることができました。」
Green Stage 3日間を通し、シュア・ジャパンチームが管理した周波数は230 チャンネルに上りました。AXT Digital、PSM1000、WWB6、SB900 リチウムイオンバッテリーの詳細については、www.shure.comをご覧ください。
Shure について
Shure(www.shure.com)は、およそ1 世紀に渡って人々が驚くほど冴えわたるサウンドを世界に送り出してきました。 1925 年に設立され、その品質、性能、耐久性で知られているオーディオ機器の世界的リーディングカンパニーです。マイクロホン、ワイヤレスマイクシステム、インイヤーモニター、イヤホン/ヘッドホン、会議システムなど様々な音響機器をユーザーに届けています。 クリティカルリスニングで、ここ一番の大事なステージで、スタジオで、そしてミーティングルームでも、いつでもShureがあなたを強力にバックアップします。
Shure Incorporatedは、米国イリノイ州ナイルズ(Niles)に本社を置き、米国、ヨーロッパ・中東・アフリカ、アジアに30 以上の製造施設と販売拠点を有しています。
シュア・ジャパン株式会社(Shure Japan Limited/www.shure.com/ja-JP) は、Shure Incorporatedの日本法人です。
※Shureは米国Shure Incorporatedの登録商標です。※記載されている会社名、商品名は、各社の商標及び登録商標です。