【2017年 カンファレンス & ディスカッション新製品】同時通訳ユニット / 電子掲示ネームサイン
Shureは、ISE2017にて、デジタル・カンファレンスシステムDCS6000の新たなラインアップとして、大型カラーディスプレイを搭載した新たな同時通訳ユニットと、ネットワーク制御に対応した電子掲示ネームサインの2機種を発表いたしました。
発売より一足早く、この2つの製品の概要をご紹介します。
同時通訳ユニット
電子掲示ネームサイン
同時通訳ユニットは、大型カラーディスプレイ・内蔵スピーカーを搭載、3系統の通訳チャンネルに対応し、8つのボタンでの分かりやすい操作が可能です。直観的・スムーズに操作できるインターフェースに加え、目の不自由な通訳者のために点字ラベルとビープ音も備えています。ディスプレイは、選択されている通訳チャンネルを表示したり、発言者の情報、アジェンダなどを表示したり、複数の設定ができるほか、一度設定した内容をUSBフラッシュメモリーまたはNFCカードに保存し、後で呼び出すことができるため、別のユニットを同じ設定で素早くセットアップすることが可能です。これらの仕様は、ISO 20109の同時通訳機器に関する要求事項に完全に準拠しています。
電子掲示ネームサインは、鮮明な4ビットグレースケール電子インク画面を採用しており、氏名、役職、また会社のロゴなどの画像を高画質で表示することができます。ディスプレイの表面・裏面にそれぞれ別のテキストを表示することもできるため、用途に応じた運用が可能です。
ネームサイン本体は特定の会議室などに固定設置にも、一時的なイベントでの机上への簡易設置にも対応します。DCS 6000デジタル・カンファレンス・システムおよびSW6000ソフトウェアを使用すれば、会議の際、DCS6000のマイクユニットにログインした参加者を識別して、その座席のネームサインの表示内容を、DCS-LAN経由で自動更新することが可能です。このネームサインは、DIS-CCUセントラル・コントロール・ユニット、ブラウザー・コントロール・インターフェースと共に使用することもできますが、完全に独立した製品として、Microflex/Microflex Wirelessシステムなどの他のShureマイクロホンソリューションと共に使用することもできます。スタンドアロン型として使用する場合、ラップトップからUSBポート経由でプログラムすることも可能です。
Shureのグローバル・プロダクト・マネージャー、Bill Oakleyは、「大規模な国際会議は、機器のセットアップが複雑であったり、会議の形態が多岐に及んでおり、同時通訳者やスタッフにとっては、非常に緊張を強いられる場です。新しい同時通訳ユニットは、同時通訳者の通訳チャンネルの管理や会議情報の把握をスムーズに促し、効率的で安定した会議運用を助けます。電子掲示ネームサインは、出席者や席順の変更に応じて表示内容を素早く更新できるため、会議参加者を明確に把握する手段となります。」と述べています。
これらの製品の、日本国内での発売時期・価格などは未定です。
2017年に新製品を迎え、益々充実するShureのカンファレンス・システム製品ラインアップ。今後の続報にご期待ください。
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