Case Study

【企業】株式会社イトーキ様|次世代の働き方を支える、心が通うハイブリッド会議|MXA920 

March 14, 2025 | 15 読むのに要する時間
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“話者の位置を立体的に捉えられるMXA920によって、高精度なカメラトラッキングシステムを実現できました。リモート参加者へ確実に声と表情を届けられるため、議論が活発化すると好評です”

株式会社イトーキ
営業本部 セールスディベロップメント統括部 ソリューション営業部 システムデザイン室 室長 椎野 由郷氏

お客様プロフィール

◎導入事業者
株式会社イトーキ
オフィス家具の製造・販売、オフィス空間のデザイン・コンサルティング、物流設備機器の提供、公共施設向け設備の提供など
https://www.itoki.jp/

導入場所
導入場所: ITOKI DESIGN HOUSE
https://www.itoki.jp/special/designhouse/

課題

イトーキは、オフィス兼ショールームであるITOKI DESIGN HOUSEを通じて、最新のオフィス環境や働き方を提案しています。2024年のバージョンアップで2つの新しい会議室を作るにあたり、ハイブリッド会議の参加者が円滑な議論を進められるような映像・音響設備の強化が図られました。特に話者の表情まで伝えられるようなカメラトラッキングシステムの実現を目指し、的確に話者を捕捉して鮮明な声を届けられ、かつ議論の妨げとならないようなマイクが求められていました。

ソリューション

話者にマイクを意識させず、アクティブに議論できる空間を作るには、天井に設置するシーリングアレイマイクが最適です。しかも話者の位置を捕捉できるような高精度なソリューションとして、Shureの「MXA920」が選ばれました。オーディオプロセッサー「IntelliMix P300」との組み合わせによって、エコーやノイズを抑えたクリアな音声をリモートへ届けることができます。

効果

MXA920は、音声の位置情報を立体的に捉えることができるため、確実に話者の顔を捉えられるカメラトラッキングシステムができました。マイクを意識することなく自然な会話が成り立ち、それらがクリアな音声で確実に届くため、リモート参加者も積極的に議論へ参加できるようになりました。自社にも導入したい・同じ部屋を作りたいという見学者の声が多く寄せられています。

【スペシャルインタビュー】

イトーキが提案する先端的なオフィスと会議

イトーキは、明治期の創業以来、オフィス家具の製造・販売を手掛け、オフィス環境の進化に貢献してきました。“明日の「働く」を、デザインする。”をミッションとして掲げ、常に新しいワークスタイルとワークプレイスの提案に取り組んでいます。

イトーキは、7つの専門性を追求して顧客企業の新たな「働く環境」づくりに貢献しています。その中で現代のビジネスやオフィスはICTの存在があって成り立っており、ワークスタイルに合わせて最適なシステムを導入、運用することが必要不可欠です。

またイトーキは、自社のオフィス兼ショールームである「ITOKI DESIGN HOUSE」を運営しています。この施設は、オフィス空間のDXを進めて、最新の働き方を提案する場として設計されました。特に、コロナ禍を経てハイブリッドワークが主流となる中、オフィス環境の最適化と柔軟性への対応が求められています。ITOKI DESIGN HOUSEでは、「居心地」を重視したコンセプトに、これらのニーズに応える空間づくりを実現しています。

ITOKI DESIGN HOUSEは、常に最新のオフィス環境を提案すべくリニューアルを継続しています。2024年には、新たに2つの会議室「Decision Room」と「The Stadium」が設置されました。これらの会議室では新しいレイアウトデザインが採用されており、オンラインを含めたすべての参加者が一体となって活発にコミュニケーションを取れる環境を整えています。

「Decision Roomでは、対面参加者が自然に視線を合わせてフラットな関係性を保てる馬蹄型の座席を採用しました。アクティブに前へ出て論じたり、互いに意見を交わしたりしやすいのが特長です。The Stadiumはプレゼンテーション向けのしつらえで、参加者が講演へ集中できるようにくふうしています。「Decision Room」は、ホワイトボードとして利用できるタッチ式の大型モニターを採用しており、スピーディな議論と意志決定が可能となっています」と、イトーキ 営業本部 セールスディベロップメント統括部 ソリューション営業部 システムデザイン室 室長の椎野 由郷氏は述べています。

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話者の表情を伝えて議論の質を高める音響技術

新しい会議室を設計・構築するにあたり、利用者がシステムを意識することなく、快適なコミュニケーション環境を実現するには、どの様にICTでサポート出来るかを重視しました。従来の会議室では、対面参加者とリモート参加者とのコミュニケーションに課題がありました。リモートから会議室の音声が聞き取りにくい、参加者の反応を把握しづらいといったものです。議論に参加しにくく、公平性が保たれません。

「声は相手に思いを伝えるための最大の手段です。誰が話しているのかを明確にし、その気持ちを正しく伝えることが大切です。それにはマイクとカメラがスムーズに連携し、話者の表情・感情をリモート参加者へ伝えなければなりません。そのため両ルームでは、マイクの収音性能やカメラトラッキングシステムとの連携機能にも注目しました」(椎野氏)

Decision RoomとThe Stadiumに設置する音響設備として、椎野氏は天井に設置するシーリングアレイマイクを選択しました。話者がマイクを意識することなく自然に話せ、議論へ集中しやすい仕組みであるためです。ただし、話者が部屋のどこに座っていても的確に収音し、感情まで伝えることができるような高い音声品質を実現し、カメラトラッキングシステムと連携して確実に表情を捉えられる製品が必要でした。そこで選ばれたのが、Shureのシーリングアレイマイク「MXA920」とオーディオプロセッサー「IntelliMix P300」です。


16人を収容する The Stadium

Decision Roomでは、高さの異なる円形の座席を組み合わせており、参加者が2列に着席するように構成されています。この位置関係を正確につかまなければ、カメラが話者の顔を捉えることができません。MXA920は、非常に高性能なマイクロホンアレイ技術を搭載しており、話者の位置を立体的に捉えて、カメラトラッキングシステムへ情報を伝達できるように設計されています。


Decision Room

ShureのショールームでMXA920とカメラの連携を体験し、ここまでトラッキング精度を高められるのかと驚きました。MXA920が提供する位置情報は非常に精度が高く、確実に話者を捕捉できます。シュアはカメラメーカーと積極的に協業を行っており、カメラシステムとの連携がスムーズであることも選定理由の1つです。話者一人一人の表情を伝えるためには、MXA920が欠かせませんでした」と、椎野氏は強調しています。


The Stadiumに設置されたMXA920がカメラと連携し、話者を捕捉

Shureの音響技術で、新しいハイブリッド会議の実現へ

MXA920の音声品質は非常に高く、話者がどこに着席していても、小さなつぶやき声ですら的確に収音することができます。そのため、会議室の参加者がハイブリッド会議であることを意識せずに議論を始めても、リモートへ音声が届けられます。リモート参加者も議論の内容を把握して、積極的に発言できるというわけです。

「これまで発言が難しかったリモート参加者も、積極的に会話へ参加できるようになりました。実際の利用者も、“違和感なく自然に話せる”“アットホームな雰囲気で会議が進めやすい”と高く評価しています。Shureのシーリングアレイマイクはデザイン性にも優れており、当社のデザイナーが満足できる部屋を作ることができたと感じています」(椎野氏)


MXA920は意匠に合わせて塗装することも可能

Decision Roomのスムーズなカメラトラッキングは、ITOKI DESIGN HOUSEに訪れる見学者の注目の的です。座席にマイクが見当たらないことに驚き、「どのように収音して位置を特定しているのか」と質問されることも多々あります。そしてシーリングアレイマイクということを知って、MXA920の音声品質の高さにふたたび驚かれるとのことです。イトーキが提案する新しい会議のカタチに共感し、すぐにでも同じような部屋を作りたいと相談する企業経営者も少なくないそうです。

「Decision RoomとThe Stadiumを造るにあたり、シュア・ジャパン様の支援が大きな助けとなりました。私たちの疑問へ的確に答え、現地設定・調整作業も含め、設備の完成までしっかりと見届けてくれました。このような手厚いサポートがあってこそ、新しい会議室が出来たものと考えています」と椎野氏は評価しています。

ITOKI DESIGN HOUSEは、顧客や社員の意見を採り入れながら、継続的なバージョンアップを繰り返しています。新しい2つの会議室も、小さな改良を積み重ねて使いやすいように調整を続けています。音響・映像設備についても、必要に応じてアップデートを継続していく計画です。椎野氏は、この2つの会議室のようにシーリングアレイマイクを活用した“マイクフリー”の部屋を増やしたいと考えており、顧客にも積極的に推薦していきたい意向です。

「ICTはシンプルな構成で、オフィスデザインに溶け込み、意識しなくとも快適に利用できることが理想です。今後もShureには、高い品質で多様なニーズに応えられる技術・製品を提供していただきたいと思います」(椎野氏)


営業本部 セールスディベロップメント統括部 ソリューション営業部 システムデザイン室 室長 椎野 由郷氏

導入製品
MXA920×2
P300×2

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