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ハイブリッド会議成功の鍵は「音声」にあり 多様なニーズに応えるShureの“次世代型”ワイヤレスマイクシステムとは 

※この記事は、ITmediaビジネスに掲載中のPR記事を転載しています。
March 27, 2025 | 13 読むのに要する時間

通信技術の発達や働き方の変化によって、会議やカンファレンス、研修、大学の講義などの開催形態が多様化している。参加者が会場に集まっていたオフライン形式から、ビデオ会議システムなどで参加するオンライン形式や配信、会議室と遠隔地をつないだハイブリッド形式までさまざま。このような開催方式に対応するため、拡張性のある会議室や教室へとリニューアルしたり通信機器や設備を更新したりする組織も多いはずだ。

会議に欠かせない設備の中でも、マイクは会議や講義の結果を特に左右するものと言える。オフライン形式だけであれば会場にいる人に音声を届けられることを考えるだけでよかったが、ハイブリッド形式となるとそうはいかない。会場のさまざまなレイアウトに対応できるワイヤレスマイクを使って、リモート参加者にもクリアな音声を届けなければならない。

他のワイヤレス機器と同様に、ワイヤレスマイクの分野にもさまざまな技術革新の波が押し寄せている。そんな市場をリードしているのが、世界的な音響機器メーカーとして知られるShureのワイヤレスマイクロホンシステム「Microflex Wireless」シリーズだ。本記事ではその特徴と、新たに登場する「Microflex Wireless neXt 4」「同 neXt 8」(以下、MXW neXt 4/MXW neXt 8)について紹介する。

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設備用ワイヤレスマイクの普及をリードした「Microflex Wireless」ブランド

ワイヤレスマイクの分野には複数の規格が並立している。その中で会議やカンファレンスなどの業務分野でデファクトスタンダードとなりつつあるのが、免許を必要としない1.9GHz帯の電波を利用した「DECT」(デクト)と呼ばれる通信規格に準拠したシステムだ。もともとデジタルコードレス電話の通信方式として欧州電気通信標準化機構(ETSI)によって1992年に規格化されたもので、無線LAN(2.4GHz帯)との電波干渉やノイズが少なく、クリアな音声を伝えられるのが特徴だ。

※欧州の電気通信全般を標準化する組織。

このDECT方式を採用したワイヤレスマイクの普及に貢献してきたのが、Microflex Wirelessブランドを冠したShureの製品だ。Microflex Wirelessが市場で高く評価されて多くのユーザーに受け入れられてきた最大の理由が、同一の電波空間内でマイクを最大96本(HDモード時)同時利用できる多チャンネルモードのインパクトにある。

免許不要な業務用ワイヤレスマイクには、他にもB帯と呼ばれるUHF(806.125M~809.750MHz)電波を用いた製品がある。こちらは同一空間内で同時利用できるワイヤレスマイクは10本前後というのが一般的だった。

もっとも、96本ものワイヤレスマイクを1室で同時に使用するケースはほとんどないと考えるだろう。しかしオフィスや校舎を思い出してほしい。同じフロアに幾つもの会議室や教室が並んでおり、近年は拡声の必要がない比較的小規模の部屋においても、リモートへの送出音声収音のためにワイヤレスマイクを利用するケースが増えている。結果として同一の電波空間内に多数のワイヤレスマイクが混在するため、B帯のワイヤレスマイクの場合は相互の干渉を避けるためにチャンネルの割り当てに苦労する。最大96本の多チャンネルモードで運用できるMicroflex Wirelessならば、そのような心配は無用というわけだ。

それだけではない。双方向通信をサポートしていることもMicroflex Wirelessのメリットだ。周波数自動管理機能が1.9GHz DECT帯域における使用可能チャンネルをスキャンし、音切れなく干渉を回避できる。また、リモートから各ワイヤレスマイクの状態をリアルタイムで監視したり、ワイヤレスマイクをミュートにしたりすることも可能だ。

Microflex Wirelessシリーズは、手で持って使用する「ハンドヘルド型」の他に、ベルトやポケットなどに引っ掛けて使う「ボディパック型」、机上や壁などに設置する「グースネック型」「バウンダリー型」の4種類の送信機を用意しており、任意の組み合せで利用できるなど運用面の自由度も高い。

ハイブリッドニーズへの対応という観点でMicroflex Wirelessが果たしてきた貢献として挙げておきたいのが、IPネットワーク規格に準拠したデジタルオーディオネットワークシステム「Dante」(ダンテ)への対応だ。イーサネットケーブルで最大512チャンネルの音声データの送受信を可能としたもので、大規模な施設や設備においてもワイヤレスマイクの効率的な運用を実現した。

次世代の世界標準を目指す「Microflex Wireless neXtシリーズ」

ワイヤレスマイクの市場をけん引してきたMicroflex Wirelessシリーズが初めて登場したのは2015年。それから10年の節目を迎えた2025年、Microflex Wirelessは新たなステージへと踏み出した。設備用ワイヤレスマイクの“次世代の世界標準”を目指す「Microflex Wireless neXtシリーズ」がそれだ。

Shureはシンプルなセットアップを特徴とするオールインワン型の2チャンネルワイヤレスシステム「Microflex Wireless neXt 2」を2024年9月に先行して展開しているが、これに加えてより大規模な施設への柔軟なシステム展開が可能なコンポーネント型4チャンネルシステムMXW neXt 4と8チャンネルシステムMXW neXt 8のリリースを控えている。これをもってMicroflex Wireless neXtシリーズのラインアップが全て出そろう形となる。

Shure_Next_Generation_Wireless_Microphone_System_2.webpMicroflex Wireless neXt 4/neXt 8

このMicroflex Wireless neXtシリーズが、なぜ「次世代」のワイヤレスマイクと呼ぶにふさわしいのか。進化した製品の特徴を紹介する。

同一電波空間内で100本以上の同時使用に対応

まずは同時使用チャンネル数の拡大だ。Microflex Wireless neXtシリーズは従来の最大96本を上回り、同一電波空間内で100本以上の同時使用に対応している。

ハイブリッド使用を見据えた新型のワイヤレスマイク

次に新型ワイヤレスマイクの投入だ。ボディパック型、バウンダリー型、ハンドヘルド型、そして新たにラインアップに追加されるグースネックベース型の4タイプのワイヤレスマイクは、本体に電波品質やバッテリー残量などの情報を表示するディスプレイを搭載しており、システムの稼働状態をより直感的に把握できるようになった。バッテリー連続稼働時間はハンドヘルド型、グースネックベース型が最大39時間、ボディパック型/バウンダリー型は最大17時間で、終日開催するイベントなどでも安心して使用できる。

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チャージステーションも新しくなった。ネットワークケーブルのデイジーチェーン接続(最大5台)に対応しており、ネットワークスイッチの占有ポート数の削減に貢献する。グースネックマイク専用のチャージステーションも用意しており、4台または8台のグースネックベース型送信機の同時充電に対応する。

その他にも、エコーやノイズのないクリアな音声を実現する「内蔵IntelliMix DSP」、Dante音声入出力に加えてUSB音声入出力やアナログ音声出力にも対応した「音声インタフェースの拡大」、チャージステーションのボタンをワンプッシュするだけで完了する「シンプルかつスピーディーなセットアップ」、複数システムのセットアップや詳細設定が可能な「Designer 6ソフトウェア対応」、遠隔地に分散する複数デバイスをクラウドで一元的に管理・制御する「ShureCloud対応」など、Microflex Wireless neXtシリーズにおけるエンハンスは枚挙にいとまがない。

Microflex Wireless neXtシリーズのシステム構成例

Microflex Wireless neXtシリーズの具体的なシステム構成例を紹介する。最小構成ともいうべきシンプルな運用形態として想定されるのが、「4チャンネルのWeb会議システム」だ。会議室内にアクセスポイントトランシーバー「MXWAPX4」を設置することで、最大4本のワイヤレスマイクを収容して室内での拡声およびWeb会議システムとの連携を実現できる。

Shure_Next_Generation_Wireless_Microphone_System_4.webpMXW neXtによるシステム構成例(4チャンネルのWeb会議システム)

より大規模なカンファレンスなどに対応するのは「4チャンネルの拡声システム」と「16チャンネルのWeb会議システム」を組み合わせた構成だ。会議室内にアクセスポイントトランシーバー「MXWAPX8」を2台、「MXWAPX4」を1台設置すれば、タイプの異なるワイヤレスマイクを20台まで組み合わせた運用が可能となる。

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もちろんこれらはMicroflex Wireless neXtシリーズによって実現できる会議システムのほんの一例に過ぎない。同シリーズは、多様な業務目的に柔軟に対応できるスケーラブルなハイブリッド会議のソリューションを提供する。

Shureはワイヤレスマイク関連製品にとどまらず、シーリングアレイマイクロホンからDSP(デジタル信号処理)、スピーカーまで、顧客ニーズに応じて細かくカスタマイズ可能なネットワーク対応オーディオ製品群のポートフォリオをフルラインアップで取りそろえた「Microflex Ecosystem」を提供している。Microflex Wireless neXtシリーズとMicroflex Ecosystem製品を組み合わせることで、自由度の高い会議システムの設計、構築、カスタマイズが可能だ。

MXW neXt 4およびneXt 8の日本国内での発売は、2025年下旬ごろを予定している。ぜひ続報を期待してほしい。

Shure Microflex Wireless neXt 4 and neXt 8 - さらなる可能性へ。

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