上田剛士(AA=) PSM300イヤモニレビュー

SHUREから登場した新しいモニターシステムのPSM300は僕にとって待ちに待ったB帯のイヤモニシステムだ。生のバンドと同期もので作り上げる僕の音の再現にはイヤモニは無くてはならないものになっている。気軽に使えるB帯のワイヤレスは待ち望んだシステムです。

SHUREから登場した新しいモニターシステムのPSM300は僕にとって待ちに待ったB帯のイヤモニシステムだ。生のバンドと同期もので作り上げる僕の音の再現にはイヤモニは無くてはならないものになっている。気軽に使えるB帯のワイヤレスは待ち望んだシステムです。

普段はA帯のPSM900/1000シリーズのシステムを使用しているが、AA= SETAGAYA TOUR 2015 -COMPRESSOR!!!!!- では新しいこのシステムでライブをしてみた。

まずPSM300の音像はPSM900/PSM1000シリーズと遜色無く、B帯とは思えない程クリアだ。パワー感のある音なので、ロックなどのラウドなサウンドにより向いているのかもしれない。送信機、受信機共にコンパクトでセッティングに困らない。

混雑している帯域なので下準備にはより慎重さが必要だが、空いているチャンネルを自動で割り当ててくれるので、数が多くならなければさほどの問題は無さそうだ。今回の3本のライブでは問題無く活躍してくれた。まだ使い始めたばかりなので耐久性は分からないが、十分に現場で使えそうな印象を受けた。

ソフト、ハード共にどんどん進化して、新しいサウンドが生まれてくる現在。ライブにおけるシステムもより進化する事で、新たなサウンドに出会える可能性が広がります。メーカーのこう言ったチャレンジはアーティストとして、とても嬉しい事の1つです。

PSM300製品ページはこちら

 

 

 

上田剛士(AA=)

photo by 浜野カズシ(※写真はBETA 57Aのカスタムマイクです。)

上田 剛士 (うえだ たけし)
上田 剛士 (うえだ たけし)

デジタルハードコアサウンドで世界に名を轟かせたモンスターバンド “THE MAD CAPSULE MARKETS”の司令塔。 更に進化したサウンドで独自の音を作り続けるイノベーター。 2008年バンドスタイルでのソロプロジェクト”AA=”を始動。 上田剛士名義ではBABYMETAL、椎名林檎、BiSなど、他アーティストのプロデュースやアレンジ、リミックスワークも数多く手掛け、映画音楽やゲーム音楽の制作など活動は多岐にわたる。 (photo by 浜野カズシ)

関連製品

PSM 300

インイヤーモニタリングシステム

Shure PSM® 300インイヤーモニタリングシステムは、ミュージシャンを絡みやすい配線や足元の場所を取るフロアモニターの煩わしさから開放します。きめ細やかな24ビットデジタル音声処理性能により、ステージ上のどこからでも一音一音を正確にモニタリングすることを可能にします。