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Microflex Wirelessワイヤレスシステムに、新機能High Densityモードが登場

イベントホールでのパネルディスカッション、記念イベントでの社長のスピーチ、大規模会議の司会進行、海外のオフィスとの遠隔でのビデオ会議。ワイヤレスマイクを使用するビジネスシーンは、近年急速に増えてきています。
May 16, 2017 |
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◆DECT準拠方式の汎用ワイヤレスソリューション、Microflex Wireless

イベントホールでのパネルディスカッション、記念イベントでの社長のスピーチ、大規模会議の司会進行、海外のオフィスとの遠隔でのビデオ会議。ワイヤレスマイクを使用するビジネスシーンは、近年急速に増えてきています。

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このとき、もし、マイクの音が途切れてしまったら?もし、音質が悪くてよく聞こえず、話の内容を理解してもらえなかったら?せっかく苦労して準備した素晴らしいプレゼンやスピーチも、相手には響きません。
一切のトラブル無く、クリアな音声を確実に相手に届けることができる、確かな品質のマイクロホンを選ぶことは、ビジネスの成功を大きく左右する、と言っても過言ではないでしょう。

Shureのワイヤレスマイクロホンシステム、Microflex Wirelessは、企業会議室でのビデオ会議、小規模イベントでのスピーチから、数百人のオーディエンスを迎える大規模イベントまで幅広く対応できる、汎用性に優れたワイヤレスソリューションを確立しています。

1.9GHz帯域、DECT準拠方式を使用したシステムにより、免許不要で自由に使うことが可能、ボディーパック送信機MXW1やハンドヘルド送信機MXW2を使えば、プレゼンターや司会者は、ステージ上で自由に動き回ることができます。ビデオ会議やディスカッションなどのシーンでは、グースネック型送信機MXW8、バウンダリー型送信機MXW6をテーブル上に複数配置することができます。

2015年の発売以来、Microflex Wireless は、マイクロホンのリーディングカンパニーであるShureが提供する高品位な会議ソリューションとして、日本国内でもたくさんのお客様にご使用いただいております。

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◆ISE2017で発表された新機能・High Densityモード

そして2017年2月、オランダ・アムステルダムにて開催された展示会 ISE2017にて、Shureは、Microflex Wirelessマイクロホンシステムの更なる拡張性として、新機能「High Density(ハイデンシティ)モード」の追加を発表いたしました。

「デンシティー」とは「密度」という意味の英語で、「ハイ・デンシティー」とは即ち、電波運用における「密度の高さ」を意味しています。Shure独自のテクノロジー「High Density(ハイデンシティー)モード」は、限られた周波数帯域の中で高密度に電波を並べることにより、通常モードよりも圧倒的に多数のチャンネルの同時運用を可能にします。Microflex Wirelessシステムでは、High Densityモードで運用することにより、従来の2倍である最大80チャンネル (※) の同時使用が実現できるようになりました。
(※)実際の運用状況により、使用可能なチャンネル数は異なります。

このHigh Densityモード、実は、日本のお客様にとって、マイクロホン運用を劇的に改善する大きな可能性を秘めています。従来、日本国内において、1.9GHz帯域、DECT準拠方式のシステムは、免許不要で自由に使用することが可能な上に、2.4GHz帯などの他のISMバンド(免許不要な帯域)と比べ、比較的電波環境が混み合っておらず、より安定したマイクロホンの運用に寄与していました。しかしながら、これまでは、自営PHS回線(同じく1.9GHz帯域で運用されているオフィス内の内線など)との共存が、大きな課題となっていました。

日本では、1893.5MHz~1906.1MHz帯域において自営PHS回線が稼働しており、DECT準拠方式のワイヤレスシステムは、これと同じ帯域を共用しています。そのため、DECT準拠方式には、自営PHS回線に影響を与えずに動作する仕組みがあり、もしシステムの稼働時に自営PHS回線の電波を検知した場合、割り当てられた5キャリアのうち中央の3キャリアを使用しないように、マイクロホンシステムが使用する帯域を制限するようになっています。
 

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参考資料:総務省・情報通信審議会 『「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」のうち「デジタルコードレス電話の無線局の高度化に係る技術的条件」』

 

例えば、社内のある会議室で、同時にマイクロホンを24本使いたい、というケースで考えてみましょう。

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従来のMicroflex Wirelessであれば、運用可能なのは最大40チャンネルです。もし、ここにPHSの電波が入ってきた場合、使えるチャンネル数は16本まで減少してしまいます。これでは、残念ながら、いつでも安定して24チャンネルを同時に使える、という保証はありません。

そこで登場するのが、今回発表された、High Densityモードです。Microflex WirelessのHigh Densityモード運用により最大80チャンネル※の運用が可能になり、PHSの電波を検知した場合でも、32チャンネルの運用が可能です。このケースで必要となる24チャンネルの運用を安定して確保し、より確実な運用を実現することができます。(※)実際の運用状況により、使用可能なチャンネル数は異なります。

 

◆High Densityモードの登場により、DECT準拠方式のワイヤレスは新たな次元へ

High Densityモードは、Microflexワイヤレスシステムのファームウェアを ver. 5.X へ更新することにより、使えるようになります。もちろん、これからご購入をご検討のお客様だけでなく、既にMicroflex Wirelessをご使用いただいているお客様も、ファームウェアのアップデートにより、本モードで運用いただくことができます。
→ファームウェアのアップデート方法についてはこちら(「ソフトウェア」をご覧ください。)
※対応ファームウェアのリリースは、2017年5月中を予定しています。

DECT準拠方式のワイヤレスシステムは、既に多く存在していますが、限られた1.9GHz帯域の中で、いかに多くのチャンネルの運用を担保するか、という点は、従来、この周波数帯における非常に重要な課題でした。Shureは、この課題を、独自技術「High Densityモード」によって解決します。

ワイヤレス運用の常識を覆すShureの最新のテクノロジー。ぜひ一度、体験してみませんか?
製品デモンストレーションなどのお問い合わせは、contact@shure.co.jpまで。

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