ITベンダーがAV市場に進出するためのビジネスケース
近年ビデオ会議(オンライン会議、WEB会議)は、B2Bのコミュニケーション手段としても普及し、互いの関係性を強化する手段としても有効と考えられるようになりました。この流れの中、ITベンダーは、UCソリューション(Microsoft TeamsやZoomなど)の提供とサポートを任せられるようになり、会議エクスペリエンスの質がKPIとして注目されるようになっています。
多くの場合、UC中心の会議室やコラボレーションスペースが増えたことによって、自社のオーディオビジュアル(AV)技術の不足が浮き彫りになっています。顧客維持の点でもビジネス機会獲得の点でも、今こそITチャネルはこの課題に対応すべきでしょう。
会議音声の問題を解決できない場合ITベンダーは、ともすると圧倒的に不利な立場に置かれかねません。顧客がZoomやMicrosoft Teamsで会議を行っているときに、もし音声が聞こえなくなったとしても、その苦情へ適切に対処できません。
Sounds Good: ITベンダーがAV市場で成長するチャンス,
Shure & IT Europa, 2023
逆にプラス面として、急速に高まる高音質の会議音声への需要に対してソリューションを提供できるITベンダーは、 顧客との関係を維持・向上できるでしょう。それだけなく、競争の激しいIT市場で差別化を図り、新たな収益源を創出することができます。
UCaaS(UC-as-a-Service)市場が急速に成長する一方、会議室エクスペリエンスは、ITチャネルのベンダーにとってまだまだ未開拓の市場です。顧客の要求が変化し、多様な技術やサービスの提供が求められる中、先見性のあるソリューションプロバイダーは自社のAV能力を強化しています。 この競争をきっかけとして、今実際にIT業界では、注目度の高いAVテクノロジー企業を買収する動きが見られています。
ITベンダーが、広範なサービスポートフォリオにAVを加えることで利益を享受できる理由とその方法の詳細については、IT EuropaとShureによる最新のホワイトペーパーをご覧ください。
Sounds Good – ITベンダーがAV市場で成長するチャンス