ミュートは不要、IntelliMix Roomでノイズのトラブルを解決
オンライン会議中に、「ノイズ」により重要な発言や、プレゼンテーションの中断を経験した人は、少なくないはず。
「何の音ですか? マイクをミュートにしてもらえますか?」
このノイズの正体は、誰かがマイクを叩いている音の場合もあれば、お菓子の袋を開けている音のこともあれば、時差が発生する国との会議では、会議中に食事をとる場合もあり、食器やカトラリーが当たる音も。
従来のノイズキャンセラーでは、空調などの定在的なバックグランドノイズを抑えることはできても、不規則かつ突発的なノイズを除去することは困難でした。Web会議ソフトウェアにも突発的なノイズを除去するための機能が搭載されていることがありますが、 発言とノイズが重なった場合、ノイズを除去するのと同時に話者の声を歪ませてしまったり、明瞭さを低下させるといった悪影響を及ぼすことも。 また、相手に送るすべての音声成分に処理をかけてしまうため、ノイズが含まれていないプログラム音声までもが歪んでしまうこともあります。
これらの問題を、Shure IntelliMix Room DSPソフトウェアが解決します。もう、会議中にノイズに悩まされる必要はありません。
IntelliMix Room DSPソフトウェアは、バージョン3.1からAI Denoiser機能を搭載しました。 マシンラーニング技術によって開発されたこの強力なアルゴリズムはノイズと声を高精度に判別し、発言とノイズが重なった場合でも、声にはほとんど影響を与えることなくノイズを低減させることができます。
IntelliMix Room Denoiserでは、次のような多様なノイズが除去されます。
- ペンのクリック音
- キーボードのタイピング音
- 食べ物の包みのカサカサいう音
- 食器のカチャカチャ当たる音
- ドアの閉まる音
このデモビデオを視聴いただき、Denoiserの働きをご自身の耳でお確かめください。
Denoiser処理ブロックは、マイク入力チャンネルにのみ適用され、それ以外の音声入力はDenoiserをバイパスされます。つまり他のソリューションとは異なり、IntelliMix Roomに搭載されているDenoiserは、PCのオーディオ再生のようなプログラム音声には影響を与えないで済むのです。
Denoiserの強度設定は、必要なノイズ除去の程度に応じて、Low、Medium、Highのいずれかを選択できます。 High設定では、重なる発言への影響は中程度に抑えながら、ノイズを大幅に除去することができます。Low設定では、発言にほとんど影響が出ないようにするため、動作は控えめになります。
他のDSP機能と同様、実際に強度設定を変えて試しながら、最適な設定を見つけていくことをお勧めします。Denoiserとノイズリダクションを併用することで、突発的なノイズと定常ノイズの両方を抑制することができ、より効果的です。
IntelliMix Room DSPソフトウェアは、あらゆる会議スペースで優れた音質を提供する高度な処理ツールを備えており、最大16チャンネルのマイク入力に対応します。1台のルームPCにWeb会議ソフトウェアとともにインストールできるため、設定と管理も容易に行えます。
IntelliMix Roomライセンスについての詳細は、Shureの正規代理店または、https://www.shure.com/ja-JP/products/software/intellimix_roomから。