MV7とMV7X:違いは?どちらを選ぶべき?
パワフルなポッドキャスティング用マイクをお探しで、MV7か、それとも手頃な値段のMV7Xかで迷っているなら、答えはここにあります。
MV7ポッドキャストマイクロホンは、昨年の発売以来、その豊富な機能と最高級のサウンド、そして使い勝手の良さで、コンテンツクリエイター達の間で大きな反響を呼んでいます。
それなら、なぜShureはMV7Xを新たに発売したのでしょうか?MV7Xが自分が探し求めているマイクなのか、とても気になるところです。そして、すでにレジェンド的な存在になっているSM7Bはどうでしょうか?
もちろん、あなたがSM7Bを使って自分のオーディオ環境を飛躍させたいなら、SM7Bを使うしかありません。SM7Bの代わりになるマイクは他にないからです。SM7BとMV7についての比較は、こちらでご覧いただけます。
しかし、MV7とMV7Xの比較は、一見するとそれほど明確ではありません。そこで、いくつかの項目について、両者の違いを詳しく調べてみました。
XLRか、USBか?
MV7とMV7Xの最も大きな違いは、接続です。MV7は、標準XLR音声出力と、ラップトップやデスクトップに直接接続するためのUSBポートの両方を備えています。オーディオインターフェースを持たずにソロでレコーディングするストリーマー、ゲーマー、ポッドキャスターにとっては理想的なマイクです。
一方、MV7XはXLRのみを搭載しています。レコーディング環境をアップグレードしたい、複数のマイクを同時に使いたい、というユーザー向けに、よりリーズナブルな価格設定になっています。何人かのゲストと一緒にポッドキャストを配信することがあるなら、MV7Xをお勧めします。MV7Xでは、XLR対応のデジタルレコーダーか、コンピューターに接続するためのオーディオインターフェースが必要になります。
ボイス・アイソレーション・テクノロジー
MV7とMV7Xは、周囲の騒音を排除しながら声だけを収音できるように設計されています。両者のダイナミックマイクロホンには革新的なボイス・アイソレーション・テクノロジー(音声分離技術)が組み込まれており、周囲の騒音を可能な限り排除します。
精密に設計されたエアフロ―と堅牢なショックマウントによる完全なパッシブシステムは、使用するオーディオ出力の種類に関係なく、優れた音響を実現します。また、MV7とMV7Xはボーカルをクリアに際立たせるよう設計された同じカプセルを使用しており、背面方向のバックグラウンドノイズを大幅に減衰させます。これにより、レコーディングに向いていない環境でも完璧な収録が可能です。大通りの騒音、エアコンの音、部屋の反響音(エコー)に悩まされることはありません。
音楽制作者に最適
MV7は、ポッドキャスティングやボイスオーバーに最適なことはよく知られていますが、ボーカルトラックにも適しています。ボーカルの明瞭さを強調する、類似の周波数特性を持つMV7Xは、すでにXLRのセットアップを使用している音楽コンテンツのクリエイターにとって最適なマイクです。MV7Xも同じく音響処理をしていない部屋にいても、歌声や話し言葉を忠実に再現できる、あなたのホームスタジオにとって必須の一台です。
組み合わせのメリット
もちろん、MV7とMV7Xを組み合わせることもできます。MV7Xを単体で使用する人も多いと思いますが、MV7XはMV7を補完するものとして設計されています。
USB対応のMV7をすでにお持ちの方は、MV7Xを用意しておけば、あらゆる事態に備えることができます。収録後にマイクの音質を揃えようとして、編集で無駄な時間をかける必要もありません。(プロからのアドバイス:MV7のUSBとXLRの出力は同時に使用できます)。
MV7とMV7X、2つのマイクを組み合わせれば、さらに素晴らしいサウンドが実現できます。