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大橋トリオ使用機材(KSM44A & SE846)レビュー

Shureエンドーサーの大橋トリオ氏は、レコーディングでKSM44Aコンデンサー・マイクを、ライブでSE846高遮音性イヤホンをイヤモニ用のイヤホンとしてご使用。 機材をどのように現場で使用されているか、またその音について、ご本人とエンジニアの早乙女氏、鈴木氏にお話を伺いました。
March 28, 2016 |
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Shureエンドーサーの大橋トリオ氏は、レコーディングでKSM44Aコンデンサー・マイクを、ライブでSE846高遮音性イヤホンをイヤモニ用のイヤホンとしてご使用。 機材をどのように現場で使用されているか、またその音について、ご本人とエンジニアの早乙女氏、鈴木氏にお話を伺いました。

 

KSM44A 大橋トリオ氏コメント

ヴォーカルに使う時は何と言うか、勢いを出したい曲の時にこれです。
エンジニアさんに「この歌だけいいよねぇ、何で録ったの?」と言われました。
新アルバム「10」にてピアノにも多用させていただいています
ピアノの嫌なキンキンの部分が程良く抑えられ、それでいてリッチな倍音も逃さない、
ドラムのトップ、キックにも使えたりとレンジが広すぎない印象でそれさえ分かっていれば万能マイクと言えると思います。

 

早乙女正雄氏コメント(レコーディングエンジニア, 大橋トリオレコーディング・ミックス担当)

このKSM44Aの音色はダイナミックマイクとコンデンサーマイクの特徴をあわせ持った、中間の音といった印象です。SHUREのマイクは中域の密度が濃 い、パンチのあるロック感の強い音が特徴ですが、このマイクも十分その特徴を持っており、男性ロックボーカルやエレキギター、ベースのアンプ用に使用する と、他のマイクにない特徴を発揮できると思います。特に、超オンマイクで使用したときには、不必要な低音があまり出ず中域の密度が増すので、スポンジなど を使用してマイクを音源に密接させて使用することをオススメします。

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楽曲「めくるめく僕らの出会い」のボーカルでKSM44Aが使用されています。

 

 

SE846 大橋トリオ氏コメント

以前はSE535 Special Editionでした
それでもこれまでよりは大分ストレスが解消されていたのですが
この音を知ってしまうともう、、、
シンプルに言うとローが気持ちいい
低音フェチの僕としては音楽を聴く上でそこが気持ち良いことがかなり重要なのです
それでいて他の音もきちんとクリアに鳴ってくれております。
ほんと良い物作ってくれてありがとう!と言わせていただきたい。

 

鈴木 慶幸氏 コメント (SUNPHONIX 所属 サウンドエンジニア, 大橋トリオ モニター担当)

SHUREのイヤホンは自然な音が気に入っています。大橋トリオさんを担当するようになって今回からSE846を使用していますがまず低音の厚さとクリアーさに驚きました。ローをブーストしている感じではなく空気感が伝わりドラムの音は1つ1つの胴鳴りまで聞こえるため今まで以上に全体の音の明瞭感があり、かつ立体的に再現されています。ミックスバランスに会場の空気感を入れた音を求められることが多いですがとてもスムーズにミックス出来ます。

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